Yamauchi-No.10 Family Office / 投資部門

医薬品開発を一変させる
ドラッグデリバリープラットフォーム
に投資

Sixfold Bioscience

  • 生命に秘められた可能性

    次世代バイオテクノロジー

社会課題

私たちが人類の可能性を拡げる方法は数多くありますが、生物学における画期的な発見ほど明白なものはないでしょう。中でもバイオテクノロジーの発展は病気や寿命に打ち克ちたいという人類の夢をいくつも実現してきました。

一方で、生物学上の発見は、海底に眠る金塊探しのようなものです。標的に対する潜在的な化合物ライブラリースクリーニングをおこない、複数の有望な候補について繰り返し実証研究を行い、気が遠くなるほど延々と微調整を続ける膨大で複雑なプロセスを経ても、何も見つけられないようなことも往々にあるのです。

このように従来のバイオテクノロジーは資本集約的で、保守的で、時間がかかりすぎるため、2000年代初頭を特徴づけたソフトウェア企業のような技術革命による軌道に乗せることはできない、そう多くの人が常識として考えてきました。

コミットメント

計算機と自動化の飛躍的な進歩により、工学的技術がこの分野に導入され始めたことで、バイオテクノロジー企業のあり方が変わり、新たな生物学の革命が起こりつつあります。

従来のように特定の症例への成果を、商業化へ導くアプローチではなく、工学的プラットフォームにより、遥かに低いコストで複数標的への成果に向けた発見と開発を促進する技術アプローチこそが、バイオテクノロジーの新たな常識を創っていくと信じています。

プラットフォームとして水平統合からスタートし、時間の経過とともに自らフルスタックの医薬品開発へと垂直統合する。この戦略で今後20年で世界トップ10のバイオファーマに置き換わり、生物工学的発見によって世界を牽引するであろう彼らの挑戦を、私たちは支援します。

Sixfold.とは?

Covidの流行とそれに対応するワクチンの早急な開発を通じて、RNA治療薬はライフサイエンスのニッチな領域から脱しました。4,000を超える疾患は、誤った遺伝子コードにより誤ったタンパク質が生成されたり、誤った遺伝子が発現されたりすることで引き起こされることが発見されました。

しかしながら、ある疾患経路に完璧に作用する薬品を設計しても、目的の疾患経路に届かなければ望ましい効果は得られません。RNA医薬の可能性を最大限に引き出すには、送達の課題を解決しなければなりません。

そこで、分子が体内でどのように相互作用するかを学び、器官系をマッピングし、治療薬を適切な目的地に運ぶことができる新しい構造体を設計する送達システムをカスタマイズできるプラットフォームが必要になります。

Sixfold.は、体系的かつデータ駆動型のアプローチにより、次世代医薬品開発の為のインフラ技術としての送達プラットフォームを提供します。具体的には、体内のあらゆる組織をターゲットとするRNA・遺伝子送達ビークルを設計する計算統合プラットフォームMergo®により、単発のRNA治療薬を可能にするのではなく、すべてのRNA治療薬を強化し、正しい薬が正しい細胞に行き渡ることを実現します。

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